ホンダジェット、24機の出荷で世界シェア1位になれる訳

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タイトル:ジェット機出荷、初の世界一=今年上半期-ホンダ

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記事の概要

ホンダの米子会社が製造・販売する「ホンダジェット」の2017年上半期(1~6月)の出荷が24機になり、小型ジェット機市場で初めて世界一に立った。

 

24機の出荷で世界シェア1位になれる訳

この記事を読んだとき、上半期だけとはいえたったの24機で世界シェア一位になれるのかと驚いたのでいろいろと調べてみた。

 

まず前提としてジェット機には様々な分類があり、旅客機として活躍しているジャンボジェットやリージョナルジェット、大中小のビジネスジェットなどに分けられる。そして今回「ホンダジェット」が世界シェア一位になったのは定員10人以下のプライベートジェット市場においてだとのことだ。(シェア40%超え)

 

なので記事のタイトルで大きく書かれている「ジェット機出荷、初の世界一位」というのは語弊があるように感じられる。

 

好調なことに変わりはない

とはいえ、今後10年間でビジネスジェット市場としては9000機の需要が見込まれており、小型ビジネスジェット機に限定しても3400機の需要が見込まれているとのことだ。このままのペースでいけば小型ビジネスジェット機の見込み需要15%分を出荷できる計算なのだから大変良い滑り出しに違いないのだろう。

※どうも市場の需要に対してジェット機の供給が間に合っていないようだ。そのためこのままのペースで生産を続けると10年後の需要の15%分しか出荷できない計算となる。もっとも今後も継続して生産能力をあげていくようなので15%のままにはならないと思う。

※プライベートジェットと小型ビジネスジェットを同じ市場として語っていいのかが分からなかった。もしかしたらそれぞれ別々の市場としてとらえたほうがいいのかもしれないが、僕が調べた限りでは明確に分類わけされているように見えなかった。

 

というわけ

簡単ではあるけれど小型ビジネスジェット機市場について気になったことをまとめてみました。まあ、乗る機会はないだろうけども・・・。